学生限定の有給海外インターンシッププログラム AIESEC(アイセック)

海外で英語を学びたい、経験を積みたいけど、お金がないという学生の方向けの記事です。私も学生時代に利用した(運営もしていた)AIESECのご紹介です。

※後述しますが、ネイティブ英語環境(アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリス)を希望される方は適さないと思います。安さ重視であればワーホリがいいかもしれません。

AIESEC(アイセック)って何?

海外インターンシップを運営する学生NPO団体です。1962年に設立され、世界126の国と地域に拠点があります。日本国内では25の大学に委員会があり、インターンシップの運営がなされています。

プログラムの内容は?

※私が利用した2012年の概要なので若干変更のある可能性がある点についてはご留意いただければと思います。

決まったプログラムはなく、各国の企業もしくは団体が受け入れを募集しているプログラムに応募し、選考を受けます(履歴書とインタビュー)。各プログラムの内容はプログラム参加費(2012年当時は4万円)を払うと閲覧できるデータベースで見ることができます。

期間は6週間~1年半で、下記の3つのタイプに分かれています。

  • DT(Development Traineeship):NGONPOでの開発支援のプログラム
  • ET(Educational Traineeship):学校など教育関係のプログラム
  • MT(Management Traineeship):民間企業でのビジネスプログラム

どのプログラムが多いの?

当時はDTかETで短期(大学の休みにあわせて6週間~2か月)のもの、渡航先は東南アジアが多かったです。また、私の周りに休学してインドでのMTに参加している人が2人いました。

私自身はクロアチアのETで6週間のプログラムに参加しましたが、ヨーロッパというのは珍しい方です。ちなみに北米や西欧のプログラムの参加者はかなり稀だと思いますが、理由は求められる英語レベルが高いためです。

※この傾向は現在のAIESECのホームページをみても変わらなさそうな印象です。

英語力はどのくらい必要?

こちらの応募要項によるとTOEIC730点以上のようです。私の時は650点以上だったのですが、上がったみたいです。

products.service.aiesec.jp

※ちなみに650点でSkype面接をなんとかパス(カンペをみつつ)しましたが、現地で何もできずオリエンテーション初日で泣きました。笑

費用はどのくらい?

必要最低限の生活費(現地での住居と食事代)が支給されることになっていますので、自分で負担するのはプログラム参加費+渡航費+自分のお小遣いになります。

参加して感想は?

現地の生活費が支給され、海外で生活+プログラムを通した実戦経験を積めるという点で私は参加してよかったと思っています。別の記事で振り返りたいと思いますが、日本人は私一人でずっと英語環境だったので英語力もあがりました。また現地のAIESECメンバーがお世話をしてくれるので、現地のコミュニティがあるというのもよかったです。

ただ、この辺りは参加するプログラムと受け入れるAIESEC委員会によってバラつきがある印象があります。クロアチアインターンに参加していた中国人によると、「以前に参加したインドのプログラムはやることがなく、いまいちだった」とのことでした。

友達が出来るかどうかは交換留学でも語学留学でもワーホリでも自分と出会い次第だと思いますが、学校の提供するプログラムは少なくとも一定の質は担保されると思うので。

 

私個人は本当に参加してよかったと思っているし、他の経験(マレーシアでの語学学校、オーストラリアでのワーホリ・インターン)と比較してもアイセックがおすすめなので、この記事を書いてみました。何か知りたいことがあればコメントいただければと思います。以上です。